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食堂かたつむり
食堂かたつむり食堂かたつむり
(2008/01)
小川 糸

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「食堂かたつむり」

何千回、何万回も台所に立ち食事の準備をしてきたけれど、こんなふうに愛情深く食材に思いを巡らせたことなど一度もなかった。あたふたと準備をしてはさっさと食べ、手早く片づける。まるで何かに追い立てられるような暮らし、心をなおざりにした貧しい食卓の風景を思い知らされた。

豊かにあまやかに注がれる食物への慈しみ。食するものの命をこんなふうに愛おしみ料理をしたなら、どんな芳醇な味わい深いものができるのだろう。「リンゴの糠漬」や「ザクロカレー」はどんな味がするんだろう。美しいファンタジーは豊かな思いを抱かせる。

料理を作る。ただそれだけで、私の中の一個一個の細胞が恍惚とした。誰かのために料理を作れるだけで、本当に、心の底から幸せなのだ。

祖母が台所に立つ姿は神々しく美しい光に包まれ、私はその姿を遠くからぼんやり見ているだけで、いつだって穏やかな気持ちになった。隣で手伝いをするだけで、自分も何か神聖なことに参加しているような気分になる。

とにかく大事なことは、無心になること。大嫌いなネオコンに料理を作るのは辛い作業だけれど、そのことをなるべく思い出さないように心がけた。

イライラしたり悲しい気持ちで作ったりしたお料理は、必ず味や盛り付けに現れますからね。食事を作る時は、必ずいいことを想像して、明るく穏やかな気持ちで台所に立つのですよ。
祖母がよくいっていた言葉だった。


倫子さんにとって料理を作ることは生きること。愛すること。神様への感謝の祈りであった。

恋人に家財道具一切を持ち逃げされ全てを失ってしまった倫子さんはショックのために声が出なくなってしまします。残されたたったひとつの糠床を抱え、古里に帰り、食堂を始めます。新鮮な野菜をふんだんに使った素材を生かした料理は祖母から受け継いだもの。お客様は一日一組、メニューはありません。その日のお客さまを見つめてじっくりと取りかかります。

拒食症のうさぎ、恋人たち、お妾さん、お見合いのカップル、じいちゃんを施設に預ける家族、そしておかんの結婚式の料理。たった一組のお客様のために、ありったけの心をくだいて作られた料理は体をほかほか温め心ゆるめ、静かな幸せをもたらします。

作られる料理と紡ぎ出される物語にじんわりと心が温まるそん魅力溢れる作品です。

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