この本読んだよ。
一瞬一瞬をキラキラと輝いていたい。駈け抜ける風のように爽やかでありたい。素晴らしい本との出会いと別れ。日々の読書と生活の記録です。
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人間通でなければ生きられない
決定版 人間通でなければ生きられない
(1996/06)
谷沢 永一
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「人間通でなければ生きられない」
全く新しい現代の人間通とは、これまでの単なる苦労人ではない。独自の視点をもち、強靱な頭脳で、既成の概念にとらわれることなく、自由に発想できる人。ただ単にコロコロ変わるのでなくて、ポリシーをもって臨機応変に切り抜けて行ける人のこと。自分も相手も私利私欲の塊りであると、他人の私欲を最大限に認めることのできる余裕派のことだ。
現代の日本人がもっとも強く求めているのは、おそらくは、心の豊かさではあるまいか。そして人間が十分に満足な気分になれるのは、自分をとりまく人間関係のなかにおいて、ほかならぬ自分自身が、分相応に処遇され、等身大の評価を得ていると自覚できた場合であろう。われわれが現在の自分が不幸であると感じるのは、おのれが世間から十分に認められていないと思えるときである。それゆえ、誰もが心の豊かさを楽しむ環境をととのえなければならない。そのための方法はまったくもって実に簡単である。なんの経費も必要としない。要は、人間同志が最大限に相手の値打ちを認めて評価しあう関係をかもし出すことである。つまりはちょっとした心の持ち方ひとつなのである。
日常の身の回りの人間関係を上手にとり結べるかどうかが、生きていく上での鍵となるのです。それには、まず相手の長所を見出し認めること。できるだけ批判をしないこと。人間関係を円滑にするためには、何はともあれ相手の良さを褒めてあげる気持ちにならなければいけないでしょう。そのささやかな好意が相手の心に自分への好意を生むのです。お互いに相手を思う。そうやって好意的な関係を結び成立させていくことです。
文化が高まり生活水準が上がると、道徳は高まるか。いいえ、そうではありません。社会が豊かになれば道徳は低下します。道徳的規制力は物質的貧困の代償装置であったのです。豊かになれば、自尊心が強くなり、それを表へ出すようになります。社会生活が向上し、余裕が出れば、人間は生意気になり、怠け者になるのです。豊かな人間関係を創り出すには働く人の自尊心を傷つけないという配慮がよりいっそう求められます。
日本の社会が更に成熟するためには、国民の一人ひとりが、人を知ること楽しみ。人間通になるべく意欲を抱き自覚し深めることが必要なのです。
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読書
Janre:
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No.83 :
2008/07/17(Thu) 23:52:40
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