fc2ブログ
この本読んだよ。
☆読んだ本のことや生活のことなどを~☆
最近の記事

カテゴリー

FC2カウンター

月別アーカイブ

最近のコメント

最近のトラックバック

ブログ内検索

プロフィール

「ふーこ」

Author:「ふーこ」
読んだ本や生活のことなどを、
ぼそぼそと…秋田の田舎から。

愛の名言

フリーエリア

フリーエリア

edita.jp【エディタ】

ことわざ辞典

リンク

このブログをリンクに追加する

フリーエリア

フリーエリア

携帯からも↓ご覧くださいませ。

QRコード

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

犯人に告ぐ
「犯人に告ぐ」

「時間というものは大したものだ。こうやって、また俺たちが何もなかったように会っているんだからな。いや、実際何もなかった。世の中の出来事は、得てしてこんなふうにして過ぎ去っていくものだ。本当に有能な人材は何かの責任を取らされたりはしない。社会がその能力を必要とし続けるからだ。お前は有能か?無能か?あの事件の責任を取ったか?」

巻島には幼児誘拐事件を警視庁と合同捜査中、犯人に引き回され、目の前で犯人を見逃、幼児も殺害されるという過去がある。その巻島に新たに起きた連続幼児誘拐殺人事件の特別捜査官として仕事が与えられる。

警察署内での上層部の思惑や駆け引き、テレビ局間の視聴率争い、新しい情報を求め犯罪捜査に群がるメディア、被害者家族との間によこたわる溝。組織と自分の感情との隔たり。犯罪捜査以前の様々な問題が巻島を追い込みます。その中で巻島は犯人捜査に執念を燃やし続けます。それは、自分の過去と向き合う結果になります。

被害者家族が最後に巻島を訪れたとき、引きづり続けてきた過去のトラウマから解き放たれる・・・という印象をうけました。巻島が背負い続けたものの重さを考えると、まるで風の向きが右から左へスッーットとおりぬけたかのような、ささやかさでした、がほっと救われました。

「事件の犯人が誰であろうと、人間はその後、本当に悲惨で悲惨で仕方がない人生を送っているんだろうと思います……間違いなく、そうなんだと思います」

テレビを使っての特別公開捜査という設定が、「模倣犯」(宮部みゆき)を想起させましたが、犯人像はあれほどドロドロしておらず、あまり存在感を感じさせない犯人像のような~気がしました。

犯人に告ぐ犯人に告ぐ
(2004/07)
雫井 脩介

商品詳細を見る

スポンサーサイト



椿山課長の7日間
「椿山課長の7日間」

死後という設定が不思議な気持ちにさせるのか、面白くサクサク読みすすめました。
読み終わった後は、この世に戻って心残りを解決した3人同様スッキリした気分です。

椿山課長。殺し屋に人違いで殺されたヤクザの親分、武田。7歳で交通事故にあった男の子、蓮。
3人は死を納得できず往生できません。そこで全く別の人となり7日間だけ生き返り、それらを解決していきます。

椿山課長の父が魅力にあふれていて、随所に出現し言葉だけではなく、 行動で 「生きること」「悔いなく過ごすこと」を伝えます。啖呵を切る場面に胸も目頭も熱くなりました。

佐伯知子は完全に生きていたのだった。
「いい、ツバキさん。この世には百の恋愛があるとする。でも、そのうちの九十九は偽物よ。なぜかって、自分のための恋愛だから。私は、百のうち一つしかない本物の恋をしていた。それは、すべてを愛する人に捧げつくせる恋愛です。あの人のためなら命もいらない。お金も、誇りも、私自身の恋する心すらもいらない。」
人差し指を椿の目の前に力強くつき出して知子はそう言った。そして、「ありがとう」と笑った。それはまるで、一言を風に託して草原を駆け去る馬上の人しか持たぬような、潔い笑顔だった





椿山課長の七日間 (朝日文庫)椿山課長の七日間 (朝日文庫)
(2005/09/15)
浅田 次郎


花は散っても満開の写真は撮れる。
「花は散っても満開の写真は撮れる。」

弘前公園に行ってきました。

2日前に風雨があったということでソメイヨシノは葉桜となっていました。残り少ない花びらも風にふらふら舞散っています。濠のまわりは無数の花びらがしきつめられ、ちぎり絵のような美しさです。そこにもたくさんのカメラマンが集まり、色々な角度から無心にシャッターを切っています。

私たちを待っていてくれたのは、ソメイヨシノより明るいピンクの可憐な枝垂れ桜でした。舞子さんの簪を思わせる風情でゆったりとした清らかさと色っぽさです。

766.jpg



みんな揃っての久しぶりの外出だったからか、子どもは面白がって盛んに写真を撮っています。そんなにパチパチ取ったら電池なくなるよ。なんて言っても全然聞こえていません。おかげで久しぶりに写真を撮ってもらいました。あっちこっちでモデルをしました。

帰宅して写真を見ながら、子どもが笑ってます。
「ふふふふふ」
「ちょっと、見せて」
「一番きれいに写っているの、あの看板だった。」
「えっっ。。。」

それは公園入口近くにあった本物の桜と見間違うほど大きな写真看板です。
脇にちょこっと「花は散っても満開の写真は撮れる」と書いています。

4時間も散策しながらあっちこっち選んで撮ったたくさんの写真より、ずっと見事にカメラに納まっていました。「花は散っても満開の写真」、撮れてました。


782.jpg




「成功する読書日記」を読んで
「成功する読書日記」を読んで

佐吉さんは、読んでない本を読んだような気持ちにさせる、この本を手にとってみたい、という気持ちを起こさせる書き手の方です。そんな佐吉さんの書評は何度読んでも、新鮮さを失わず伝わってくるものがあります。佐吉さんが鹿島茂の「成功する読書日記」についてこんなことを書いていました。

読んだ本についてタイトルと著者名を書きとめておくようにする。最初はそれだけで良い。

読書においてはまず何より「量」が大切である。それによって批評眼と鑑識眼が養われるのである。

「量」が増えてくると、自然、タイトルと著者名だけでなく、読んだ本について感想なり批評なりを書き残しておきたいと思うようになる。

感想や批評を書くことより、まず印象に残った部分を引用する。

『百の批評よりも一つの引用』。
それによって本の内容だけでなく著者の文体や癖なども残しておくことができる。
そこから、引用だけで内容を要約する「レジュメ」
自分の言葉で要約する「コント・ランデュ」へと進み、
『批評という大それた行為』はそのあとの話。


本を読んでノートに書くとき、ここが好きだなあ、と思う箇所を抜き書きしています。自分の言葉で書こうとすると、何だかち違う、そんな気がして、ピタリとした感触がもてないときなど、特にそうです。そんな時は、こんなに引用していいのかなあと思うほど本文を書いています。だから読書ノートは、著者名とタイトル、引用だけということが間々あります。

このことは、頭の隅に罪悪感に似た感情で潜んでいて気になっていました。今日、佐吉さんのブログを読んで良かったと思いました。心が少し晴れました。そして未熟な読者である私は、何より肝心な「量」の拡大、読書量を増やしてゆくことこそが大切と知りホッとした気持ちです。

ありがとうございます。

成功する読書日記成功する読書日記
(2002/10)
鹿島 茂

商品詳細を見る

お花見
「お花見」

今日は職場のお花見だったけれども、そちらはキャンセル。前から話たいと思っていた同僚を誘ってホテルのディナーに出かけた。(職場の方は、お寿司屋さんが会場だったけど。。。。)

同じ職場にいても不思議なくらい一緒に食事する機会がなかった。お昼、食堂で見かけることはあっても、時間帯が微妙にずれていたりして、すれ違う程度だったから、ゆっくり話す時間なんてまるでなかった。

6時の待ち合わせ、朝からソワソワしていた。それなのに会社を出るのが少し遅くなった。夕方の車の渋滞を計算に入れてなかった。車がスムーズに流れない、イライラする。彼女はもう来ているんじゃないかと思うと、気が気でなかった。まるで初めてのデートの時のように焦ってしまった。

駐車場に車を止め時間を見たら丁度、6時。ヤレヤレ、肩から力が抜けた。車から降りたら、そばに彼女の白の車がバックで入って来て止まった。目と目があった。目と唇で少し微笑んだ。お互い少し照れていた。

自分の必要としている相手が自分を必要としているとは限らないかもしれないけれど、3時間、お酒抜きで色々話し合った。あっという間の時間だった。とても気分がいい。お酒が入ってないのに少し酔った時のような満ち足りた気分が心地よい。上下関係の伴わない間だからかなあ、自然に本音で話し会えたと思う。

これからは、こうした交際を大事にして絆を深めていきたい。一生付き合っていきたいと思える相手と付き合っていきたい。日常に可憐な花が添えられたような、ささやかな、さわやかな一歩を今日、踏み出した。


ねんきん特別便
「ねんきん特別便」

今日は社会保険事務所の職員が「ねんきん特別便」の相談を受付る日だ。
場所は町役場、相談時間は9時から3時まで。

「年金加入記録にもれがある可能性があります。十分にお確かめの上、ご回答いただきますよう、お願いいたします。厚生大臣桝添要一」

えっ!まさか!来るとは思っていなかった「ねんきん特別便」が送られてきた。中を見て唖然としてしまった。国民年金の掛け月0。学生の頃、免除していた期間は卒業してから一括払込した筈なのに0とはヒドイ。
仕事をしていなかった結婚当初の部分が抜けている。厚生年金は大丈夫。記載漏れなし。

必死で見つけた当時の領収書をコピー、必要箇所に記載、書類を持って出かけた。
役場に入ったらすでに30名位の人たちが待機していた。中に同級生がいた。朝から来ているがまだだという、受付番号は33番。えっ、受付番号がほしいの。その紙をもらいに行ったら68番。もう1時を過ぎてる。33番の人がまだだったら68番の私いったい何時になるんだ。

社会保険事務所の職員3人を睨み据えていたら、ひょこひょこ一人の職員が私のほうに歩いてきた。足がその職員の方に向かっていた。郵送しようと思っていましたが、持ってきましたと説明、すかさず書類を渡したら、すんなり、かえって調査してみます、といってくれた。

ヤレヤレ・・・順番待ちの人たちゴメンナサイ・・ね。

領収書のない部分、納付済みだとは説明したが、果たしてどうなるのだろう。
せっかく掛けてもらえないとしたら、ううう・・・なんというか言葉もない。これからは役所に納付したものは何十年もの間、全部保管しておかなくては駄目なのか。しっかり仕事してくださいよ。と皮肉の一つもいいたくなる。

クローズド・ノート
「クローズド・ノート」

「クローズド・ノートは」携帯サイトでの連載時から感動を呼び起こし
百万アクセスを突破したという切なく暖かい恋愛小説です。

題材となったのは、著者の姉が残したノートや学級通信で
残されたノートから自分の知らない姉の姿を知った著者は、
これに創作を加え世に出しました。

学級通信から先生の姿や子どもたちの姿が鮮明に浮かびます。
懸命に生きている姿があたたかく、ほほえましく、いたいたしい。
そんな先生の魅力に吸い込まれ引き込まれ最後まで一気に読み終えました。

言葉の力や人の思いが尊くて出会いが愛おしく思える本。
読後感は切なくも清々しいです。


クローズド・ノートクローズド・ノート
(2006/01/31)
雫井 脩介

商品詳細を見る

へこんでいた。
「昨日は、へこんでいた」

グランドの桜も色づいた
アルカディア公園の芝桜も土手一面を覆っている
今が旬とばかり一斉にまぶしいく咲き出した

日当たりの悪い我が家の山桜でさえ咲き始めた
道路脇に数年かけて植えたチューリップの球根
赤、白、黄色、紫色、取りそろえて様々植えたのに
なぜか、赤一色になっていた

誰が何時植えたのか、ずーっと前からの水仙。
色も形も変化にとんでいて、何種類も少しづつ違う
明るい黄色が風に気持ちよさそうに揺れる

春晴れの日差しがまぶしい
なのに、どこか鬱いだ気分
弾力がない
かたくなだ

仕事をもサッパリだった
無駄な動きばっかりしてた
前へ進めなかった

ときどき人を辛くみていた
怖い眼で、知らない物を見る目で
嫌な目つきをして見ていた

押しつぶされそうな重たい気分に
完璧にへんこでいたなあ、昨日


夕凪の街桜の国
「夕凪の街桜の国」

「私はいつも真の栄誉をかくし持つ人間を書きたいと思っている」(ジッド)
著者の好きな言葉です。


たったの98ページ。
この本の評判は聞いていましたが、
実際に手にしてその薄さに驚かされました。

「しあわせだと思うたび 美しいと思うたび
愛しかった都市のすべてを 人のすべてを思いだし
すべて失った日に 引きずり戻される
おまえの住む世界は ここではないと 誰かの声がする」

戦争が終わり10年過ぎても、
生き残ったことを素直に喜べない。
生き残った自分をどこかで責め続けている。
後ろめたさを隠し持ち、幸せになる心にブレーキをかける。
心の傷を開いてみては、閉じる。

前向きで明るいから、なおさら、せつない。
後から後から打ち寄せる波のように何かがせまりくる本でした。

たくさんの悲惨な事実、多くの犠牲がもたらした平和に
目そむけぬくぬくと生活していた。そんな自分を思い知りました。

「ヒロシマ」にも原爆記念館にも足を運んでいないかった。
行こうともしてなかった。

正に今、「ヒロシマ」に行こうと思っただけで身が詰まるような、
胸がキュンと締め付けられるような、スッとと引いた気分になってしまう。

原爆なんて許せない、反対だと言いながら。
事実を見ようとも、知ろうともせず、逃げていました。


夕凪の街桜の国夕凪の街桜の国
(2004/10)
こうの 史代

商品詳細を見る

風が強く吹いている
「風が強く吹いている」                                              

読んでる間、ずっーと幸せな気分でした。
こんな青春があったら嬉しいですね。

こんなこと、あり得ない。ドラマ的設定だなあ、とも思いましたが、
そこがまた面白く、引き込まれ、興奮させられるところでした。

この場面、この箇所がとても好きでした。

「思いを言葉に変える力、
自分の中の迷いや怒りや恐れを冷静に分析する。
藤岡は強い。走りのスピードも並ではない。
それを支える精神力がすごい。俺がただがむしゃらに走っているとき、
きっと藤岡はめまぐるしく脳内で自分を分析し、もっと深く高い次元で
走りを追求しているのだろう。
走はうちひしがれると同時に奮い立つという
奇妙な興奮を味わった。」

「俺に欠けていたいたのは言葉だ。
もやもやをもやもやしたまま放っておくばかりだった。
これからは、それじゃだめだ。
藤岡のように、いや、藤岡よりも速くなる。
そのためには、走る自分を知らなければ。
それがきっと、清瀬の言う強さだ。」

「清瀬の声は澄んだ深い湖のように、
走の心の中で静かに潤う。
君の対する思いを、『信じる』なんて言葉では言い表せない。
信じる信じないじゃない。ただ、君なんだ。
走、俺にとっての最高のランナーは君しかいない。」
                   
「ああ、走の胸は歓喜に満ちた。
この人は俺にかけがえのないものをくれた。
きらきらと永遠に輝くとても大切なものを、いま、俺にくれたんだ。」


風が強く吹いている風が強く吹いている
(2006/09/21)
三浦 しをん

商品詳細を見る

「12歳の文学」
「12歳の文学」

図書館で手にした「12歳の文学」という雑誌(本?)に、こんなことが書いてた。

石田衣良
小説は書き始めたら書き終らせないといけない。
書きかけの冒頭部分が何十種類あったとしても、それは「小説をかいている」ことにはならい。
最初のシーンから書いて、頑張って最後のシーンまで辿り着く。
その繰り返しだけが腕をあげることにつながる。

平野啓一郎
人間とは何だろう?
世の中には色々な種類の小説がありますが、本当に人の心を打つ作品を書こうとするならば
必ずやこの根本的な問題にぶつかるのです。

そして、
ドフトエフスキーほど、生活に亘って真摯にこのことを考え続けた小説家はいませんでした。
なぜ人は人を殺してはいけないのか。
なぜ人は人を愛するのか。
なぜ人は善くいきるべきなのか?

「罪と罰」を読んだ人と読んでない人とでは、人間に対する考えの深みがまるで違っているでしょう。


へえ~そうなんだ!


チェリー
「チェリー」

少年ショウタが、伯父の前の妻の母に恋するという「びっくり」の内容。
アメリカ北西部のさくらんぼの町での美しい奇跡にすっかり魅せられてしまいました。

人見知りで、やせっぽち。
他人に対して極端に臆病で世の中に染まらない。
少女のままの魂そのまんま大人になったモリー。
世間体も見栄もなく魂をさらけだして生きているモリー。

ショウタは、そんなモリーの世界にどうしようもなく惹かれていきます。
国も時間も年の差も超え・・・

年をとるということは、老いて失っていくものばかりじゃない。
出会ったものが無限にふえていくことだ。
その発見はぼくをぞくぞくさせた。

一番かっこいいのは、自分の手のひらの中身を意識しないこと、
ふりまわされないことだ。
魔法みたいな料理の腕やもの作り、ひらめきに恵まれながら
人からの賞賛におずおずと身をすぼめるモリーのように。


モリーとの出会いがショウタにもたらした、豊かな愛おしい日々。

亡くなったモリーがショウタに残していったもの。
愛はどこまでも甘く輝く物語をつくり続けます。

チェリーチェリー
(2007/09)
野中 ともそ

商品詳細を見る

芝居の神様
「芝居の神様」

島田正吾とは、何と魅力的な人物なんでしょう。

「国定忠治」「瞼の母」が大衆演劇という程の
知識しかありませんでしたが、島田正吾の情熱の凄さに
酔いしれ、胸が詰まり、天晴れ、という思いで読み終えました。

本書は島田正吾という稀代の名役者の一代記です。
同時に一世を風靡しながら、時代の変化に後継者を得られず、
解散に至った「新国劇」という劇団の歴史であり、
代表作品のエッセンスを盛り込んだ演劇史でもあります。

「島田と辰巳は男同士の夫婦なんだ。島田が亭主で辰巳が女房、それでうまくいっている」
役者としても人間としてもあらゆる面で違った二人でした。
が得難い存在として堅い絆で結ばれていました。

新国劇を脱退した緒形拳に対する態度も対照的です。
愛情にあふれているが、非常に違ってておもしろい。

辰巳柳太郎の葬儀に島田が詠んだ弔辞、これは圧巻、胸に迫ります。

島田は常に師の七訓を心に刻み体現、芝居人生を歩み演じ続けました。

澤田正二郎の七訓
・芸に極みなし
・芸に怠りは禁物
・慢する者、やがて溺る者
・汝につらき者は、汝を玉にする者なり
・端役に生きよ、しからば大役に生きん
・団体運動の威力を示せ
・神は汝を愛す、汝は人を愛せ


島田正吾の演劇に対する情熱の凄さに
島田正吾という役者の見事な生き様に
おどろき、感涙します。

読み応えたっぷりです。


芝居の神様―島田正吾・新国劇一代芝居の神様―島田正吾・新国劇一代
(2007/12)
吉川 潮

商品詳細を見る

私のとっておき
「私のとっておき」

「私のとっておきは」秋田魁新報社の記事だが、探しものをしていたら大分前の切り抜き
「私のとっておき」(097)が書類の間から出てきた。

翻訳家の角澤幸男は吉田健一の「時間」を何度読んだか忘れるほど読んで、読むたびにのめり込み、ついに読んでいる自分が時間になってしまった偏愛の書である、という。

吉田健一は時計から生まれた時間をすべて妄想、幻影、錯覚として切り捨てる。
時間の形は「現在」しかない、時間とは「自分」のことだと言う。
現在形で働いていること、ものを指して命と呼ぶので働きが止まれば死である。
「過去」「未来」と呼んだ途端に、時間は虚構となり、死ぬのである。

吉田健一はすべての「もの」は、時間が「その形をとったもの」である。
「もの」は時間でできていて、時間そのものであり、物質のみならず、自分も含めすべての「もの」
が時間という共通の性格を備えて同等である。眼の前にある「もの」が時間であり、それを見つめている自分も時間なのだ。


今読み返しても眼からうろこの過激な時間論である。


余命1月の花嫁
「余命1月の花嫁」

「みなさんに明日が来ることは奇跡です。

それを知っているだけで日常は幸せなことだらけであふれています」

「生きてるのって奇跡だよね。いろんな人に支えられて生きてるんだよね。

私これで元気になれたらすごい人間になれると思う」

「こんな都会の空気でも、風って気持ちいいの。知ってる?」

「助けて!怖いよ・・・」


24年の人生を人を愛し、愛され、

癌になっても希望を見失わず

人を支え、人に支えられ精一杯生き抜いた

長島千恵さんからの贈り物。

千恵さんが亡くなったあとで千恵さんのお父さんと一緒に暮らす
恋人の赤須太郎さんも凄い。

長島千恵さん、赤須太郎さん、忘れられない名前です。


余命1ヶ月の花嫁余命1ヶ月の花嫁
(2007/12/13)
TBS「イブニング5」

商品詳細を見る

久しぶりに前の職場の友だちに出会い
「久しぶりに前の職場の友だちに出会い」

スーパーで買い物してたら、前の職場の友だちを見かけた。後ろ姿をちらっと見ただけで、彼女だと確信した。だって、大好きな彼女だから。すぐに、わかった。

お互い生活に追われてるから、去年の夏頃から会っていなかった。
けど・・・目線で彼女の後ろ姿を捕らえて、愕然とした。

一緒に働いていたときの彼女は、愛くるしい笑顔と優しさで職場のマドンナ。男性のあこがれの的だった。素直な誰にも親切な性格の良さからして、女性のあこがれでもあった。

とても、とても、美しかった。

それが。。。

いままで食べたものが全部身についたように、ふくよかになっていた。

中学生の娘さんも一緒だったけど。こちらは、スマートな現代っ子で細面のにこやかなスポーツ系のいい感じの美人さん。旦那様に似てるのかなあ彼女にはあんまり似てなかった。

声をかけ、いろいろ話している内に主人と一緒に夕食後ウォーキングをしたら1週間で3キロもやせたのよ、と自慢げに話すではないか。そんな満面笑顔の彼女を見てたら、ふくよかになったねなど禁句なことを知り、満ち足りた彼女の生活を納得させられた。

そうかあ~これがシアワセ○△○なんだ、よね。
        

突然のことに、言葉も出も出ず
「突然のことに、言葉もでず」

伸びた髪の毛がうっとうしく感じる季節
カットしてサッパリしようと思いたち

お昼に行きつけの美容院に電話を入れたら、
お休みしているという、
次の予約をお願いしたら、
「主人が亡くなって」
と言われ
「えっ!!」
言葉を飲み込んでしまった。

美容師さんはまだ50代の方、
お店でときどき見かける旦那様は
スマートなサラリーマンふうの
小粋な方だった。
元気そうだった。

食道ガンで気づいたときは
手遅れだった。
感情を表に出さず
ポツポツ話してくれた。

担当医の先生と相性があったの。
本人が一番病気のことをわかっていた。
だから救われたような気がする。

優しい言葉も
慰めの言葉も
何んにも浮かばず
のどにものが詰まった
状態で電話を切った。

自分がなんとなく浮かれていたなあと思った。
北の地の、遅い花の季節に浮かれ何かを見失っていたと。


研修女王最強の最強3分スピーチ
研修女王の最強3分スピーチ

とても、あっさりとした話し方でした。
声の調子にも際だつ個性いやみを感じさせない
淡々としたシンプルさが意外でした。

勝手な思いこみから、聴衆の心をギュッと
つかんで引き込んでゆくような感動的なスピーチを想像して
聞いてしまっていたようです。

ビジネス研修の場のスピーチですから、相手に必要なことを
わかりやすく正確に伝える、それが目的の第一ですから
当然といえば当然でした。

仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!
(2008/01/19)
大串 亜由美

商品詳細を見る

レバレッジ勉強法
「レバレッジ勉強法」

「頭の良さは勉強の邪魔になる」
「とびきり優秀な中国人」の真似をしてはいけない」
「年収upしたければ働くより勉強せよ」


世界のビジネスパーソンが必死に勉強しているさま
中国人の通訳の貪欲な勉強姿勢、猛烈に勉強するアメリカ人
優秀な中国人には「勉強する目的」が、無意識のレベルまで徹底してすり込まれている
国内外の経営者の成功している人は現在進行形で勉強し続けいている

著者が薦める3つの投資アイテム
①語学
②IT
③金融知識

いずれも定期的に勉強しないと古くなり、使い物にならなくなる分野
社会情勢に敏感に左右し、立ちゆかなくなる分野です。

自分の生活を考えると、適用できるかなと思ったことは
エクセルのスキルアップという、ささやかなものでした。

レバレッジ勉強法レバレッジ勉強法
(2007/09/25)
本田直之

商品詳細を見る

仕事が10倍速くなるすごい!法
「仕事が10倍速くなるすごい!法」

図書館へ本の返品と予約本の受け取りにいった際、TSUTAYA書店で立ち読み、ほぼ読み終わっていたけど、なぜか買っていた。

本も人との出会い同様、一期一会、縁ある本かな、なんてこと心かすめたから~。

かんたん。できそう。誰にも。無理なく。

気持ちのもちようだけで「できる人」に変わるシンプルな知恵が100個。

「私はできる」「私はあきらめない」意識を変えるだけ。
「あんただからムリ」なんてことはない。有限の命の前には、誰もが平等だ。お金持ちも不幸な人も「今」「ここ」から、どうにでもなれる。あんたが本気を出せば、何にでもなれる。
「男子、3日見ざれば、まさに刮目して相見るべし」


元気を与えてくれる言葉がいっぱい。
たくさんの励ましと、肯定する言葉をちりばめた教訓本でした。



仕事が10倍速くなるすごい!法―誰でもできるのに、なかなか「実行」されていない仕事が10倍速くなるすごい!法―誰でもできるのに、なかなか「実行」されていない
(2007/12)
松本 幸夫

商品詳細を見る

新・知的生産術
「新・知的生産術」

職場のIT環境も個人のスキルも、少しずつアップしているにも拘わらず、なぜか増え続ける仕事量。せわしなく過ぎ去る一日。活かせるスキルならすぐにも実践したい、そんな気持ちで読んでみました。

この本がめざしたのは、空気のようにIT機器を使い、本などのオフラインの様々な手法をもとに生産性を上げる技術。IT機器機器と伝統的な手法を組み合わせ生産性を飛躍的に上げることでした。

レベル高すぎ、です。。。

・ITスキル
☆空気のようにとはいかなくとも、よどみなく使えるようなりたい。これはちょっと是非やりたいです。
     
・本代をケチらず良書を読む。
☆図書館からの借り出しで大部分をまかなってたから、手放したくない気に入った本だけは購入してたけど。でも著者のように月15万円の本代を捻出することは、 普通以下の私には到底無理な話です。

・学びの軸を自分の言葉でまとめる。
☆毎日だとこれも難しいかな、でも、とりあえず何か、書いてみるかな~。

・見返りを求めず得たいい情報、いい考えは惜しみなく、どんどん人に教える。
☆そんな必要とされる情報もってないよ、残念だけど。
     
そして意外に簡単そうで難しいのが
・日常的な管理の手間暇をおしまないことかな。
☆これって、ホント3日坊主の私にはスゴク大変なこと。

※巻末の著者のお薦めリスト、これだけでもこの本を買った意味があったような、なかったような・・・。


効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
(2007/12/14)
勝間 和代

商品詳細を見る

夢をかなえる仕事術
「夢をかなえる仕事術」

秋田市駅前の書店で、目当ての本を買った後で、何気なく手にしたら買ってました。
今思うと、装丁のピンクに惹かれたような気もします。衝動的に買ってしまう本、最近多いです。

年齢を重ねるにつれて、頭ではわかっているつもりでいても日々の雑事にまぎれ、日延べして、ぜんぜん実行に移されていない。そんな日常をこの本が、生活全般、精神面についてもメンテナンスしてくれました。

豊かな自分を創造するための誰にでも簡単にできそうなことが、わかりやすく書かれていました。
日常の自分を少し変えたい。そんなときに真似してみるのは、いいかもしれません。


夢をかなえる仕事術―KAORUKOの幸せを呼ぶ法則
夢をかなえる仕事術―KAORUKOの幸せを呼ぶ法則夢をかなえる仕事術―KAORUKOの幸せを呼ぶ法則
(2005/04)
KAORUKO

商品詳細を見る

花宵道中
「花宵道中」

力強く美しい描写に引き寄せられ圧倒されながら一気に読み進みました。

官能的な場面、たくさんありますが、さながら王朝絵巻を見るようです。
登場する遊女一人一人の命が力強く脈打っています。

凄いです。この本に出会えてホント良かった、と思いました。

装丁も見事。手にしただけで、魅惑の世界へ引き込まれそうです。

おすすめできる、お気に入りの一冊です。

花宵道中花宵道中
(2007/02/21)
宮木 あや子

商品詳細を見る

テーマ:日記 - ジャンル:日記